2019年6月28日金曜日

葉々起清風


先日、つくばでのコンサート「雨の歌を聴く」が終演いたしました。お越しいただきました皆様、ありがとうございました。

コンサート数日後に、茶道のお稽古へ行ってまいりました。
この日の掛け軸は「葉々、清風を起こす」

これは、虚堂禅師の詩を簡約したものだそうです。
禅師のもとに、かつての仲間達3人が長旅前の挨拶にと訪ねてきた。
次はいつ会えるかもわからない。門のところまで見送りに来たところ、竹の葉までも音をなして清風を送り、まるで別れを惜しみ、彼らの門出を祝福しているかのようだ。
風が葉を揺らしているのではなく、葉が風を起こしている。そんな意味もあるそうです。

一期一会を感じさせる、そして梅雨の季節でも爽やかで清らかな心持ちになる、先生のおもてなしでした。

「手順や動作はだいぶスムーズになってきたので、あとは何かひとつ、自分らしさを加えられると良いですね。」という先生のお言葉に、これは音楽にも通じることで、難しくも1番大切なことだと思いました。

さて明後日は、山梨県・都留市でのコンサートです。300席のホールが、ありがたいことに満員御礼とのこと。
会場で皆様にお会いできることを楽しみしております。

2019年6月8日土曜日

点と点が線となる

梅雨入りしましたね。

今週末・来週末は、日本フィルさんのシベリウス公演に乗らせていただきます。

2019年は、フィンランド・日本の間における外交関係樹立100周年だそうです。
そして日本フィルの創立指揮者の渡邉暁雄さんは、お母様がフィンランド人の方とのことで、私のフィンランド愛が、お世話になっているオーケストラと繋がっていた気がして、嬉しくなりました。
公演、そしてリハーサルの時間を大切に過ごしたいと思います。